数物系
生命系
基礎工学研究科
2016年

33. 生体信号を計測・解析・数理モデル化して少し未来の身体の状態を予測する

実施日時
12/4(日), 12/11(日), 12/18(日) 14:00-16:30
受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
野村泰伸、清野健、下野昌之
最大受講人数
6人
【概要】

心臓の拍動(心電図)や脳活動(脳波)、身体の運動(立位姿勢や眼球の動き)など、様々な生体信号を受講者自身で計測し、得られたデータの解析を行っていただきます。これらの信号は、身体や心の健康状態を反映しつつ、時々刻々と不規則に変動します(生体ゆらぎ)。ここでは、不規則な変動の特徴を明らかにするとともに、類似の変動を再現する数理モデルの構築とコンピュータシミュレーションに挑戦していただきます。モデルの構築に成功できた場合、さらに、ある時刻までの計測データをもちいて、その先(少し先の未来)の変動を予測することに挑戦します。受講者は、自ら考案した様々な条件下における生体信号計測を試みることができます。条件に応じて、変動の特徴や数理モデルがどのように変化するかを解析することで、条件に応じて、私の身体のどこがどのように変わるのかを考察していただきます。うまく条件設定をすれば、心臓や脳の動作の仕組みに迫ることができるかもしれません。

【備考】

ご自身の心電図の計測を希望される場合は、胸に電極を貼り付ける必要があります。同様に、脳波計測を希望される場合は、頭皮に電極を貼り付ける必要があります。これらの電極貼り付けは皮膚・頭皮表面を汚します(簡単に洗い流すことができます)。このような皮膚表面への電極貼り付けを伴う計測を希望されない場合でも、電極の貼り付けを伴わない生体信号を計測して、研究を進めることができます。