生命系
薬学研究科
2016年

31. 歯周病を引き起こす細菌の遺伝子を検出をしてみよう

実施日時
11/23(祝)10:00-17:00
受講場所
対面
担当研究科
薬学研究科
担当者
仲野和彦、野村良太、仲 周平、中田匡宣、 住友倫子、山口雅也
最大受講人数
12人
【概要】

歯周病は、歯科領域における主要な病気の1つであり、口の中に存在する複数の細菌によって引き起こされることが知られています。最近では、歯周病を引き起こす細菌が、糖尿病や動脈硬化などの全身の病気にも関与していることが明らかになっています。講義編では、歯周病がどのようにして引き起こされるかを分かりやすく解説して、最新の研究成果についてもお話しします。実習編では、実際に歯学部附属病院の診療室で歯科医師がお口の中を診査して、参加者の方の歯垢(デンタルプラーク)サンプルを採取します。その後研究室に移動して、採取した歯垢の染色とDNA抽出を行い、各種細菌の存在をPCR法と顕微鏡での観察により検討してみます。最後に、口の中の状態と検出された細菌の種類との関連について考察して、総合討論を行う予定です。

【備考】

細菌や遺伝子に関する基礎知識がなくても実施できるような分かりやすい内容にしますので、歯科領域の研究に興味がある方は奮ってご参加ください。当日は、日頃使用している歯ブラシをお持ちください。