応用技術系
物質(化学)系
工学研究科
2024年

5.ネオジムイオンの溶媒抽出分離挙動とその量子化学的理解

受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
藤井俊行
最大受講人数
1人
【概要】

ネオジムは、ネオジム磁石を構成する主要な希土類元素であり、電子機器からの有効な回収法が検討されています。

一方、ネオジムはウランの核分裂によっても生成しますが、核エネルギーの有効利用を阻害するため、

使用済核燃料からの分離法が検討されています。

分離法としては、高温の電解還元法、常温の溶媒抽出法が検討されています。

本テーマでは、溶媒抽出法による、ネオジムの化学挙動を、分光分析法を用いて学びます。

ネオジムの光の吸収は、ネオジムイオンの錯生成の影響を受けるので、

そのスペクトルを量子化学的に理解することで、

溶媒抽出系を律する、ネオジムの化学種について考察します。