情報・数理系
物質(物理)系
工学研究科
2024年

28.「量子力学と人工知能によるシミュレーションでミクロの世界を見てみよう」

受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
森川良忠、濱本雄治、Harry Handoko Halim
最大受講人数
1人
【概要】

コンピューターはいずれ人類の知能を超えると言われています。事実、チェスや将棋、囲碁のようなルールの決まったゲームでは既にコンピューターが人類よりも強くなりました。物質科学においては、まだまだ人間の経験や直感が重要ですが、物質科学も量子力学や統計力学など物理学の基本原理をルールとするゲームだと考えると、いずれコンピューターが人間を追い越すと考えられます。当研究グループでは、量子力学や統計力学など物理学の基本原理と、人工知能や機械学習などの手法を組み合わせることにより、物質が示すさまざまな性質、すなわち、電気的、磁気的、光学的、化学的、力学的性質の物理的機構を解明し、より望ましい性質を持つ物質を理論的に設計する研究を行っています。

  本テーマではこの計算機シミュレーションを用いて、物質中のミクロの世界で原子や電子がどのような振る舞いをしているかを見ることを目指します。