情報・数理系
基礎工学研究科
2023年

3.数理最適化がもたらすイノベーションを体験してみよう

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
林直樹、乾口雅弘、関宏理
最大受講人数
1人
【概要】

数理最適化とは、社会のさまざまな問題を数式(数理モデル)として表現し、制約条件を満たしつつ、コストを最小化したり利益を最大化したりする選択肢を、数学を用いて求める手法のことです。例えば、限られた予算に収まるようにお気に入りの商品をオンラインサイトで探したり、SNSのクチコミを参考にしてみんなが楽しめる旅行プランを策定したりと、日々の生活の中でも、私たちは何らかの最適化や意思決定を繰り返して行動しています。数理最適化の考え方を応用すると、私たちが意識的にあるいは無意識的に行っているこうした最適化や意思決定のプロセスを客観的に解析し、今よりもさらに良い選択肢を発見できたりします。また、近年、多くの分野で機械学習を用いたデータの利活用が注目されていますが、このような機械学習の問題を解決するときにも、数理最適化は重要な役割を果たしています。本テーマでは、数理最適化の考え方を応用し、社会にイノベーションをもたらす最適化法や意思決定法を探っていきます。

【備考】

具体的なテーマ設定は、担当教員と相談の上、決定します。また、数理最適化や意思決定法の基礎を学習した後に、プログラミングによる演習を行う予定です。プログラミングの経験は問いませんが、自習のために自宅等でパソコンが使えることが望ましいです。