物質(化学)系
基礎工学研究科
2023年

11.有機分子の事前組織化による結晶性多孔質材料の開発

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
久木一朗、桶谷龍成
最大受講人数
1人
【概要】

分子は特定の集積構造へと自発的に集合する性質がありますが、その集まり方を予想するのは困難です。一方、分子の適切な位置に適切な数の結合モジュール(分子間力の作用する方向や強さがあらかじめ決まっている官能基)を導入した分子をデザインすると、狙った通りの集積構造をつくることが可能になります。本コースでは、水素結合モジュールを備えた分子を合成・結晶化することによって、内部にサブナノメートルの規則的な空間を有する結晶性多孔質構造体の構築と物性の評価を行います。

【備考】

・体感科学研究テーマ番号T2223「有機分子の集まり方の化学:パスツールの光学分割を体験しよう 」の発展的内容なので、これを受講した者を歓迎しますが、未受講者でも強い興味と最先端の実験に対する強い意欲があれば受講いただけます。
・大学院生によるマンツーマンでの指導をおこない、安全について最大限の配慮をします。