物質(化学)系
物質(物理)系
理学研究科
2018年

8. ポリ袋の表面をナノスケールで調べる

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
加藤浩之
最大受講人数
1人
【概要】

私たちの生活で、 ポリ袋は多種多様な用途で使われています。ポリ袋は、高分子であるポリオレフィン類からできていて、軽くて丈夫、柔軟性があり、中身が透けて見えるなど、他のものでは置き換えがたい性質があります。そんなポリ袋をさらに高い性能にすることが出来れば、今の生活をもうちょっと便利にしてくれるかもしれません。性能向上には、まずポリ袋を詳しく調べることが大切です。
 そこで、ポリ袋を数ナノメートルのスケール(ナノスケール)で観察してみませんか? 例えば、ポリ袋が熱でちぢれたり、古くなってボロボロになる理由が見えてくるかもしれません。原子間力顕微鏡(AFM)という装置を使うと、ナノスケールで表面の様子を見ることができます。この装置を使って、ポリ袋の表面を探ってみましょう。

【備考】

実験に用いるAFM装置の使い方は、(コツをつかめば)それほど難しくありません。本テーマに興味を持ち、自ら考えて工夫しながら実験を進められる人を歓迎します。