数物系
物質(物理)系
基礎工学研究科
2019年

7. 音を使って材料の性質を調べよう

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
垂水竜一、中村暢伴
最大受講人数
1人
【概要】

お寺の鐘や、鉄琴、木琴を鳴らすと、いつも同じ音色で鳴り響きます。これは、固体が常に一定の周波数で振動しているためであり、この現象を「共振」と呼びます。固体の音色(共振周波数)は特有なので、鳴り響く共振周波数を精密に測定・解析すれば、その固体の材料特性を知ることができます。本テーマでは、固体の音色と材料特性の関係を解き明かすことを目的とします。そのために、球形状の試料に対する共振計測実験と、コンピューターシミュレーションによる数値計算を行います。考察では、ベアリングのように小さな球体の機械的振動から、地震による巨大な惑星の振動まで、形や大きさの変化に伴って波や音色がどのように変化するかを探ります。

【備考】

本テーマでは、音や振動、超音波がキーワードになっており、実験とコンピューターシミュレーションを行う予定です。内容に興味があればシミュレーション等の経験は問いません。