数物系
基礎工学研究科
2017年

6. 乱数を用いた確率モデルのシミュレーションと数値計算

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
貝瀬秀裕
最大受講人数
1人
【概要】

コイン投げやサイコロ投げなどを複数回行う試行は確率論では基本的な考察対象であるが,実際に大量にそれらの試行を行うことは困難である.しかし計算機の発達によって,そのような試行を擬似的に乱数として容易に生成できるようになった.本テーマでは,計算機上で乱数を発生させることで,ランダムウォークやマルコフ連鎖などに関連した確率モデルのシミュレーションや,モンテカルロ法による積分値の数値計算を行う.またシミュレーションや数値計算に対する理論的な解析や評価も行う予定.

【備考】

体感科学研究テーマ番号2「確率論における極限定理とその応用」の発展的内容のため,本テーマの内容について関心を持ちかつその内容を理解していることが望ましい.確率(確率変数,確率分布,期待値,分散など),数列,ベクトル,微積分などの知識,またパーソナルコンピュータの基本的な操作ができることが必要となる.