応用技術系
産業科学研究所
2018年

57. 浸透圧発電に適した半透膜に関する研究

受講場所
対面
担当研究科
産業科学研究所
担当者
栗山信宏、安藤尚功
最大受講人数
1人
【概要】

浸透圧発電とは海水と淡水の濃度差により生じる浸透圧を利用して発電する発電方法である。化石燃料などの資源を消費せず環境にも悪影響を及ぼさないクリーンな発電であるといえる。しかし発電効率はその他の発電方法に劣っている。そのため現在では海水淡水化処理によって排出される濃縮海水を利用することでその排水の濃度を下げて環境に影響が出ないようにするとともに電力を得るための技術として研究が進められている。
浸透圧発電の発電効率に関わる要因は、海水と淡水の濃度差や淡水を組み上げるためのポンプなど様々なものが挙げられるが一番大きいと考えられるものは半透膜の性能である。膜のファウリング耐性や耐圧性、溶質除去率によって発電効率は大きく左右される。本研究では半透膜のNaCl除去率について研究を行う。

【備考】

このテーマは受講生提案です。