物質(化学)系
工学研究科
2019年
55. ニッケル触媒存在下、ブルシンのメトキシ基還元を経るストリキニーネ合成
受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
鳶巣守
最大受講人数
1人
【概要】
メトキシ基は、天然物を含む様々な有機化合物中に見られる官能基である。中でもベンゼン環に結合したメトキシ基の芳香族C-O結合は極めて安定であり、その変換は困難である。一方で、最近ではニッケル触媒を用いたメトキシ基のC-O結合切断を経る変換反応が開発されている(引用1)。しかし、それを2つ以上のメトキシ基を有する化合物に適用した例は少なく、反応の選択性については未知な部分が多い。本研究では、2つのメトキシ基を有する化合物におけるC-O結合切断の位置選択性について調査し、実際にジメトキシアレーン骨格を有する天然有機化合物の変換への応用を目指した。
【備考】
このテーマは受講生提案です。