生命系
理学研究科
2017年

54. 線虫を通して「痛み」や「恐怖」の原型を探る

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
木村幸太郎
最大受講人数
1人
【概要】

ヒトの脳のしくみは複雑で、理解するには難しい。そこで、302個しか神経細胞を持たず、その神経細胞間の接続がほとんど解明されている線虫を用いて研究を行うことにした。基本的な脳機能がヒトと共通している、単純なモデル動物である線虫の脳のはたらきを理解することは、ヒトと共通する電気ショック刺激受容のしくみを理解することにつながると考えた。本研究は、線虫の突然変異体を用いて電気ショック刺激への応答が異なる変異体を見つけることで、他の生物に共通する「痛み」や「恐怖」を感じ取るのに必要となる遺伝子を特定することを目的として行った。

【備考】

このテーマは受講生提案です。