応用技術系
物質(物理)系
工学研究科
2018年

22. 高反射率なX線反射鏡の作製に挑戦

受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
松山智至
最大受講人数
1人
【概要】

レントゲン撮影で使われるようなX線は物質を貫通することができる.そのため,一般にはX線は物質を反射しないと思われているかもしれないが,実際は表面すれすれに入射させると反射することがわかっている.これを利用したX線反射鏡は,X線宇宙望遠鏡や大型放射光施設のX線顕微鏡に利用されている.本テーマでは,X線を効率よく反射できる最先端の多層膜鏡の作製に挑戦する.多層膜とは,屈折率の異なる膜を交互に積層させた膜であって,X線を効率よく反射させることができる.貴金属元素の精密成膜やX線装置を使った分析を体験し,最先端科学を実感することを目指す.

【備考】

このテーマを受講するための前知識は一切必要ありません.X線や鏡に興味のある(?)人を歓迎します.
作製した多層膜鏡はプレゼントします.
実施実験は相談の上決めます.