応用技術系
数物系
工学研究科
2018年
21. 効率良く波浪エネルギーを使って発電する技術開発に挑戦!
受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
柏木正、箕浦宗彦、秋元博路
最大受講人数
1人
【概要】
二酸化炭素の排出を削減でき、安全・安心で地球に優しい再生可能エネルギーの開発・利用が求められています。その候補として、風力発電や太陽光発電が良く知られているとは思いますが、周囲を海に囲まれている海洋国・日本にとっては、海洋エネルギーの利用をもっと真剣に考えるべきだと思います。海洋エネルギーと言っても、波浪、潮流、海流、潮汐、表層と深海との温度差を利用するものなど、幾つかの可能性があります。
本テーマでは、実験室で再現し易い「波浪エネルギー」を取り上げます。波浪エネルギーの基本を学んだ後、どのようにすればエネルギー吸収効率を上げられるのかを、流体力学や運動力学の知識を使って考えます。そしてそのアイデアが実現可能かどうか、どのくらいの発電が期待できるのかを、造波可能な実験水槽で実際に計測する予定です。実験では幾つかのパターンを試行錯誤的にやって、より良いものを開発するということになるでしょうから、粘り強く、我慢強く挑戦してみたいと思います。
【備考】
海、波、浮体動揺、再生可能な海洋エネルギーなどに興味をもって、粘り強くやることができる受講生を歓迎します。少し物理(力学)の知識が必要になると思いますので、物理(特に力学)を既に高校で学んでいる方が良いと思います