物質(化学)系
工学研究科
2020年

21.金属錯イオンを使った酸化触媒の開発

受講場所
オンライン, 対面
担当研究科
工学研究科
担当者
伊東忍、杉本秀樹、森本祐麻
最大受講人数
1人
【概要】

生体内には、多種多様な金属タンパク質や金属酵素(活性部位に遷移金属を含むもの)が存在し、おびただしい数の反応がスムーズにかつ秩序正しく進行しています。これによって我々の生命活動が維持されているのです。一方、メタンなどの炭化水素を酸化する金属酵素は、天然ガスの有効利用と言った観点から、工業的にも注目を集めています。本研究では、このような金属酵素の触媒作用を化学の目で解き明かし、生命機能を分子レベルで理解すると共に、それらを摸倣した新しい触媒の開発をめざします。金属酵素の活性部位のモデルを合成し、その物性と酸化反応活性を評価します。

【備考】

化学分野(有機化学や無機化学)の少し進んだ内容の研究なので、高校の化学全般を十分に理解し、この分野に強い興味を持つ者が望ましい。