数物系
生命系
工学研究科
2017年

2. 新しいがん治療法(BNCT)のためのSPECT装置開発への挑戦

受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
村田勲、佐藤文信、日下祐江、伊達道淳、杉本久司
最大受講人数
1人
【概要】

近年、中性子を利用した新しい放射線がん治療法(ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy(BNCT)))が注目されています。この研究では、BNCTの治療効果をリアルタイムで計測するSPECT装置(単一光子放射断層撮影)の開発に取り組みます。SPECT装置は、がん患者から放出されるガンマ線を検出し、その分布を断層画像にする装置です。特に、BNCT-SPECTの空間分解能を向上させるため(より鮮明に画像を得るため)の基礎研究に取り組みます。具体的には、放射線源と放射線検出器が取り付けられたミニチュアのSPECT装置を製作して、その性能について調べ、どうすれば空間分解能を、計測精度を落とさないで、向上させることができるかについて考えます。

【備考】

本研究テーマは、放射線とは何か?、という疑問に直接答える中身になっています。放射線に興味がある人を歓迎します。