生命系
物質(化学)系
理学研究科
2018年

15. 果実臭の主成分であるエステル化合物の合成とその香りの評価

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
土川博史
最大受講人数
1人
【概要】

果実臭は様々な化学物質が混合した状態で発せられる匂いであり、それを化学的に解析することは難しく、また、匂いの評価方法も様々である。したがって、化学物質の構造と匂いの関係を解明することは、未知の化合物の香りを構造から予測するという意味でも重要である。今回、果実臭の主成分であるエステル化合物に着目し、まず種々のエステル化合物の系統的な合成および単離精製を行う。続いてそれらの化合物の香りの評価を行い、その構造の違いと匂いの変化に相関があるかなど考察する。

【備考】
  • 体感科学研究テーマ番号T1727「においや味を化学的に理解しよう」の発展的内容なので、これを受講した者、もしくはこの分野に強い興味を持つ者が望ましい。
  • 体感科学研究と同様、試薬および有機溶媒を使用した有機合成実験を実施する予定であるので、白衣、実験メガネを着用し、安全に十分注意して実験を行う必要がある。