物質(化学)系
基礎工学研究科
2018年

14. 蛍光を使って単一分子の動きを追跡する

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
伊都将司、宮坂 博
最大受講人数
1人
【概要】

ある種の分子に紫外光をあてると、分子は紫外光を吸収して一時的にエネルギーの高い状態(励起状態と言います)になり、そのエネルギーを光として放出して元の安定な状態に戻ります。この時発する光を蛍光と呼び、蛍光を発する分子を蛍光分子と呼びます。蛍光は様々な分野で利用されていますが、特に微小な物体を観測する光学顕微鏡関連の科学技術で重要な役割を担っています。蛍光の検出感度は非常に高く、一つの分子から出る蛍光も検出することができます。このコースでは、高感度なイメージング技術を使って蛍光分子を一つずつ観察する原理を学び、また実際に1個の蛍光分子を観察します。

【備考】

体感科学研究では類似分野内容が少なかったが、2014年のノーベル化学賞と関連の深い先端的な内容である。このような課題に強い興味を持つ受講者を歓迎する。