物質(化学)系
物質(物理)系
理学研究科
2017年

13. 食塩の潮解をナノスケールで観察しよう

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
加藤浩之
最大受講人数
1人
【概要】

食塩(塩化ナトリウム:NaCl)の結晶の基本構造は立方体です。日常でも食塩の粒を良く見ると、結晶の構造を反映したサイコロ状の粒をよく見かけます。また、乾燥していれば食塩の粒はサラサラなのに、湿度が高いときはジメッと濡れたようになります。このとき、食塩の表面には水の膜ができていて、徐々に解け始めています。これを「潮解(ちょうかい)」といいます。原子間力顕微鏡(AFM)という装置を使うと、食塩の結晶が潮解する様子を数ナノメートルのスケール(少数の原子でできた塊りのサイズ)で見ることができます。この装置を使って、食塩がどのように解けていくのか?どんな条件のときに潮解が起こるのか?を探ってみましょう。

【備考】

実験に用いる装置の使い方は、(コツをつかめば)それほど難しくありません。本テーマに興味を持ち、自ら考えて工夫しながら実験を進められる人を歓迎します。