応用技術系
物質(物理)系
工学研究科
2021年

30.光を使って金属の自由電子を操つり、バイオセンサーとして利用してみよう。

受講場所
対面
担当研究科
工学研究科
担当者
井上康志、石飛秀和
最大受講人数
1人
【概要】

金、銀などの薄い金属膜に光を照射すると、ある条件下で、金属内の自由電子が光と共鳴し、電子の塊として激しく揺さぶられます。共鳴する条件は金属膜上の物質の屈折率に依存します。よって、この共鳴条件を調べることで、金属膜上の屈折率を調べることができます。本研究テーマでは、この仕組みを利用して生体分子などを検出するバイオセンシングを行います。実験では、真空蒸着装置を用いて、ガラス基盤上に金属膜を貼り付けます。また、レーザー、電動回転ステージ、光検出器を用いて、金属膜へのレーザー光の入射角度を変えながら、金属膜からの反射率を測定します。試料として濃度の異なるグルコース水溶液を用います。最後に、抗原・抗体反応を利用して実際に生体分子を検出してもらいます。

【備考】

本研究テーマでは、レーザー光を使った光学実験を行います。光の不思議に興味がある人を歓迎します。 担当研究室URL http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/Inoue/hp/

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