物質(化学)系
理学研究科
2021年

14.チンダル現象を利用して微粒子のサイズを測る

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
佐藤尚弘
最大受講人数
2人
【概要】

チンダル現象とは,暗い部屋に日光が差し込んだ時に,ほこりがキラキラと光る現象のことです.牛乳やせっけん水などのコロイド溶液でも,レーザー光を入射すると光線の軌跡が見え,これもチンダル現象の一種です.このチンダル現象は,ほこりや牛乳・せっけん水中の微粒子が光を散乱することにより起こり,この散乱した光の強度を精密に測定すると,目や光学顕微鏡では見えない小さい微粒子のサイズや形状を調べることができます.この研究テーマでは,光散乱の原理について理解したうえで,身の回りにある「コロイド溶液」中の微粒子のサイズをこの光散乱法により測り,ミクロの世界を覗いてみます.

【備考】

高校の化学の授業で,すでに「コロイド」を学んでいると理解しやすいと思いますが,まだ習っていなくても問題ありません.