応用技術系
物質(化学)系
理学研究科
2021年

13.分子振動を通じて物質の構造を探る

受講場所
対面
担当研究科
理学研究科
担当者
金子文俊
最大受講人数
1人
【概要】

私達の身の回りにある殆どの物質は、分子の集合体です。その分子についての様々な情報を得る手法に、分子の振動状態を通じで調べる手法があります。分子は常時、いろいろなタイプの振動をしています。この分子振動の振動数は、分子に含まれる原子団の種類、分子の形などを反映して、変化します。この性質を利用すると物質の含まれている分子について、形や方向など色々な構造情報を得ることできます。 この研究では、分子振動を調べる代表的な手法である赤外吸収法、必要に応じてX線回折法等の他の手法も活用して、物質中において分子はどのような状態にあるかを探っていきます。

【備考】

具体的な実験内容については、面談の際にお話しします。実験を主体としたテーマです。そのためある程度、大学にきて実験を行える方が望ましいと思います。色々な実験条件や手法を用いて構造を探っていきます。