物質(物理)系
基礎工学研究科
2021年

10.物性物理科学で見る量子力学と未来テクノロジー ~超伝導・超高圧・量子情報・トポロジーから光まで~

受講場所
オンライン, 対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
椋田秀和、清水克哉、山本俊、木須孝幸、水島健、永井正也、
最大受講人数
1人
【概要】

現在、自然を正しく記述できる物理法則は量子力学です。量子力学の不思議な性質は現在のテクノロジーをさらに発展させ、量子コンピューターのような新しい未来のテクノロジーを生みます。このテーマでは複数の担当教員(6名)と協力・相談しながらこの未来テクノロジーの基礎となる物質科学の研究を行います。過去の実施例としては、例えば「銅酸化物高温超伝導体YBCOの光電子分光とコンピューターシュミレーション」「Bell不等式の破れを観測するレーザー実験」「超伝導靴を作ろう」「高圧下酸素の相図と色の変化」などがありました。具体的な実施内容・方法は受講生と相談して決めたいと思います。 実施にあたっては試料の作成、シミュレーション、ばかりでなく、光電子分光等の最新の研究手法の利用も検討中です。また、課題の途中で最先端の研究現場の見学等も用意したり、トポロジーや量子情報の最新の話題にも触れて、受講者にとっての量子力学の視野を格段に広げます。

【備考】

・物性物理分野の少し進んだ内容ばかりでなく、超伝導現象や量子情報など多彩な話題に触れて、受講者の興味を引き出し確認しながら、担当教員が常に相談して受講を進める。体感科学研究の物理分野受講者やこの分野に強い興味を持つ者が望ましい。