情報・数理系
生命系
基礎工学研究科
2021年

8.脳活動を脳波計で測る。瞑想で脳活動を変調する。

受講場所
対面
担当研究科
基礎工学研究科
担当者
野村泰伸、鈴木康之
最大受講人数
1人
【概要】

脳は数百億を超える神経細胞のネットワークです。ひとつひとつの細胞の電気化学的状態の変化が、脳における「情報処理」の基本単位となる信号で、そうした信号が脳神経ネットワークの中で時間・空間的にやりとりされることで、いろいろな高度な情報処理が達成されています。脳神経ネットワークの電気活動は、頭蓋表面に貼りつけた複数の電極の電位(電圧)の時間・空間的変化として計測することができます(脳波計)。このテーマでは、脳波計を用いて脳活動を計測し、それをコンピュータを用いて数学的に解析する実習を行います。さらに、脳の活動状態が変化するような課題を与え(例えば、瞑想するなど)、それによって脳活動(脳波)がどのように変化するかを調べます。どのような課題に対する脳活動の変化を調べるかは、参加者の皆さんと話し合いながら決めていく予定です。

【備考】

・コンピュータを使ったデータ処理に興味があり、例えばエクセルなどの表計算ソフトを使ったことがあることが望まれます。

・数学と生命科学の両方に興味がある方に適しています。

・頭に電極をつけて脳波を測るときに、頭皮や髪の毛にペースト状の液体をつけなければなりません。実験終了後に温水シャワー付きの洗面台で洗髪してもらいますが、そのような実験に抵抗を感じずに参加していただけることが必須条件です。